南三陸への被災地支援 第2弾から帰ってこられました!
今回はどんなだったかな〜⁈
今の被災地の様子を今の若い子たちがどう感じるのか
毎回報告してくれるので楽しみです。
皆さんもぜひご一読ください!
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「海の見える命の森」
太田 匠
今回、「海の見える命の森」のボランティアに参加させていただきました。僕は10年前東日本大震災発生直後から幼いながらに現地に行ってみんなを助けたいと思っていましたが、子供の僕にできることも少なく小銭をかき集めて募金をしたのを思い出します。
現地では大川小学校、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を巡りました。大川小学校では敷地内に踏み込んだ瞬間涙を流しました。当時この場所で何があったのか何故最悪の事態が起きてしまったのかを佐藤さんから聞かせていただきました。伝承館では高さ8メートルの建物内部に車が流れてきているところが印象に残っており地震と津波のむごさを実感しました。
2日目から「海の見える命の森」のボランティアに参加させていただきいろいろなお手伝いをさせていただきました。その中でも印象に残っているのが後藤さんが聞かせてくださった山と海の関係性です。それは山の木や落ち葉が朽ちてやがて土になるその土に雨が降り沢山の栄養を蓄えた水が河口から海に流れ出る循環があるとゆうことです。山と海が近いからこそ実現される自然の循環に感動しました。森では、山積みになった枯れ木や枝をきれいに整頓、掃除をする作業を行ったのですが先ほどの循環の話を聞いてから作業をすると、自分が積んだ木もいずれは土になり海に流れ出る栄養になると思うと楽しく作業することができました。
もう一つ印象に残っていることがあります。それは語り部バスに乗車させていただいた時の語り部の伊藤さんのお話で、「復興に終わりはいつ来るのか」とゆう言葉です。一言で復興といいますが、復興のゴールはどこにあるのでしょうか。誰かが復興は終わったといえば終わりなのか、はたまた震災のことを伝えていくのが復興なのか、とても印象に残るお話でした。
今回実際の現場に行ってリアルを自分の目で見て気づいたことが二つあります。
一つ目は、テレビや写真で見たことあるだけで津波や地震の恐ろしさを知ったような気持ちでいた浅はかな自分がいたことです。毎年、1月17日や3月11日にテレビなどで見る当時の写真や映像はほとんどが使いまわしで同じような話ばかりが全国的に報道、発信されているんだなとおもいました。津波の高さなどはおおよその高さを伝えられるだけで実際に津波の最高到達点などの看板を見ると足がすくみます。テレビやネットの情報だけをみてわかったような気でいるのではなく、現地に行ったり体験した人たちから話を聞いたりして学ぶことが大切なんだなと気が付きました。
二つ目は、今僕が神戸で参加しているみなとの森公園運営会議のボランティア活動にもしっかり意味があるんだなと再確認ができました。ただ見た目が悪いから木を切るだけでなく、子供たちが安心して利用できる場所づくりや切った木をただゴミにしてしまうのではなく緊急時の炊き出しなどで使えるように薪にするなど、公園の中でも循環があるとゆうことを再確認できました。
最後に僕自身が現地で聞いたお話や、撮った写真を沢山の人に見て聞いてもらいたいなと思います。伝えていくことで、人と人がつながっていくことで自分の身や大切な人の命を災害などからまもることができるのではないかと思いました。今回この活動に携わっていただいた関係者の皆様に心から感謝しています。次回参加するときは自分の足と力で参加できるよう努力してまいります。本当にありがとうございました。