2022年2月15日

南三陸へ被災地支援のボランティア活動に行った活動報告

 活動報告

佐藤栞音

今回、1月24日から1月31日の7日間、南三陸での活動に参加しました。

1週間のボランティア活動は、大学生の私にとって金銭的にも厳しい部分がありました。

その時、NPO法人北神戸田園ボランティアネットの皆さんから、寄付という形で助けていただきました。皆さんからのご支援があって、今回長期間のボランティア活動を経験することが出来ました。

私が今回、活動に参加した理由は2つです。

1つは、海の見える命の森を訪れ、「少しでも活動の手助けになりたい、お話をする中で知ったことや自分の肌で感じたことを、身の周りの人に伝えたい」と思ったからです。

2つ目は、NPO法人北神戸田園ボランティアネットさんのスタッフとして、佐藤由美子さんのサポートとして活動をすることです。

私が1月24日から1月31日の南三陸での活動を通して、学んだことは2つあります。

1つは、責任感です。

今回は、造園業者の山羽造園さんと田中造園さんと一緒に活動を行いました。山羽造園さんと田中造園さんは、海森の後藤さんや阿部さん、南三陸ホテル観洋の昆野さんが悩んでいることを聞き、それらを解決するべく、翌日の早朝から活動を始め、その日の作業終了時には形として結果を残していました。更に、数年かかると言われていた礎石6杯分を運んでの道整備などの作業も、阿部さんや後藤さんの負担を減らすべく、率先して作業を行い、たった4日間ですべての作業を結果に残していました。

一方、私は、言われたことや指示されたこと、頼まれたことをこなしていただけでした。

特にそれを感じたのは、スロープ前に設置する看板作成時と30日での作業時でした。

看板作成では、階段を使って海森を訪れる人全員に、足元に気を付けて歩いてほしいと思い、「足元注意!」という表記を考えていました。しかし、佐藤さんから、「命令口調な言葉のみで伝えるのは、なぜ足元に注意するべきなのかということが伝わらず、設置をしてもまたケガや事故が起こってしまう」ということを指摘されました。

また、看板作成は、31日までに仕上げ設置が出来る状態にするという工程までを終わらせないといけませんでした。しかし、昆野さんや女将さんにチェックしてもらう期限や用意する材料、自分の作業スピードを把握出来ていなくて、最終日までにニス塗まで終わらせることが出来ませんでした。更には、佐藤さんの行っていたワークショップの片づけ準備の手伝いが出来ない、という状況も作ってしまいました。

自分が行うべきことを完結出来なかったことで、今後の作業の遅れに影響する等、周りに迷

惑をかけてしまうということをわかっていませんでした。

1月30日では、ボランティアで来られた3人の親子と一緒に活動しました。午後から、キャンプ場の整備を行うべく、自分が3人の方の面倒・管理を行うことになりました。面倒を見るということは、自分ではなく相手のペースを見ながら作業を行わなければいけません。しかし、その時の自分は残っている作業を終わらせないといけないということに重きを置いてしまい、周りの様子を見られず、「休憩とろう」という呼びかけを自分から声をかけることも出来ていませんでした。

また、後藤さんが子供の前でチェーンソーを使い始めた時も、ケガをしてしまう恐れがある為、離れさせないといけなかったのに、声で伝えるしか出来ていませんでした。今回は何も事故やケガは無かったが、もしケガすることが起こったら、面倒を見ていた自分の責任であること、自分を責任者として任せてくださった佐藤さんにまで責任が及んでしまうこと、それぐらいの責任の重さが自分にあるということをわかっていませんでした。

この一週間で、責任者として任せられることの重さ、それに対する自分の考えの甘さを痛感しました。

責任者は、物事を逆算して、頭でシミュレーションする大切さ、それを実際に行動に移すこと、結果として残すことが必要です。それを行うときには、自分の作業ペースや相手のペースも考えること、作ったものに対しては完成前も完成した後も責任を持って管理を行うことも必要です。

2つ目は、+@の大切さです。

私は去年の3月での繋がりをきっかけに、海の見える命の森の学生委員会に入りました。しかし、学業との両立で指示されたものを行う事しか出来ませんでした。活動を続けるうちに、「ボランティアとは何なのか」がわからなくなっていました。今回佐藤さんのもとで活動をする中で、学生委員会という立場にも関わらず、知らないことばかりが起こっていることを知りました。例えば、トイレの裏側がゴミで散らかっていたことです。去年の8月に行った際には、その場所を確認していませんでした。

森を整備しているのも、管理をしているのも人です。当然目が行き届かないこともあります。ボランティアは、そういった目の届きにくいことを見つけ、率先して行うことなのではないかと思いました。その為に、ボランティアで訪れた時には、時間を見つけて全体を見回ってみたり、トイレに行く際についでに裏も確認してみたり、必要であれば、掃除をしたり、周りに呼び掛けてみることが必要なのではないかと思いました。

この1週間は、自分にとって勉強になることばかりで、とても濃い時間を過ごすことが出来ました。

今回で得たことは、海森だけでなく、今地元で参加している再生プロジェクトにも反映していきたいと思います。

例えば、会議やイベントの運営時に、ただやるべきことや指示されたことを行うだけでなく、「+@」のことを見つけることを意識して行うことです。遊びに訪れた時も、ごみ落ちたりしないか回ってみるとか、不備なものがないかなど、毎回1個でも良いから、「+@」出来ることを見つけ、自分から行動をしてみようと思います。

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