2010年5月16日

田んぼ準備

田んぼに水が入りかけました
寒さのせいで例年より田植えが2週間ほど遅れ気味ですね。
田んぼに水が張られるとカエルや鳥が棚田にどんどん現れます。
食べるものがあるんだね・・・おかえり。
たまにですが マガモの夫婦が遊びにきます、今年は19日に石井さんがいるよって教えてくれました。
  田んぼに水が入りかけました。
  水は冷たいよ
 さあ、子供たちは何の作業でしょう?やっちゃん 教えて!!
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やっちゃんより
子供たちがやっている作業は、地域によって言い方も色々ですが、私は「あぜきり」とよんでいます。
田んぼの水漏れ防止目的で創っている「ぬりあぜ」ですが、前年に作った部分をはがしとります。毎年新しく作ることで「みみず、もぐら」などの開けた穴をふさぐこともできますし、「あぜまめ」を植えて収穫と防虫効果にも役立ちます。
手作業なので最近はほとんどされません、また、基盤整備された新しいたんぼでは、基本的に必要でなく専用の大型機械で塗りつける方もいます。

追伸:もぐら」は、毎日自分の体重と同じ分量の食べ物を必要としています。
年中、土の中を掘り進みながら「みみず・おけら」などの食べ物をさがしているのです。
堆肥」などを田んぼや畑にいれることで、微生物が増え、それを食料とする「みみず」などがふえます。
みずはけ」を求める畑には好都合ですが、水をためる水田には「もぐら」は大敵です。化成肥料や農薬を使用することで「微生物」や「みみず」が減れば「もぐら」も減ることになります。
「もぐら」は水をきらいますので、冬の間、水をいれたままにする管理方法も有効ですが、現在のように、機械化された農業では作業効率の面から敬遠されるようです。ぬかるんだ場所での機械作業は大変だからです。
得たものと失ったものとが、表裏一体となっていることを知っておいてほしいと思います。